おはようございます。広目天の竹村です。めざましテレビで亀田弟の試合を見て味噌汁吹きました。
さて、今朝はこんなものを見つけました。
外道ソフト 「アマゾン殺し」 公開
サイトに埋め込まれているアマゾンアソシエイトIDを自動的に削除して、アフィリエイトを無効にするフリーソフト、だそうです。これをインストールしておけば、どこから買ってもアマゾン直販になって、アフィリエイターにはビタ一セントも入らない。(この公開自体は1年前なんですが、どこかで最近再発掘された様子。連邦でしょうか。
しかし私は、これを見て、何ともいえない嫌悪感を抱きました。確かに、行き過ぎたアサマシエイトは見ていて見苦しいものですし、URL欄からIDを外したこともあります。
だが排撃されるべきは、そうしたどんな所にもアフィリエイトリンクをべたべた貼りまくり、無差別トラックバックを送るようなアフィリエイト乞食サイトでしょう。しかし、そもそもそんなブログなんて面白くないので誰も見に行きませんし、そんなところで紹介されている本を買おうとは思いませんよね。
でも、例えばある本に対して本当に真摯なレビューが書かれていて、それによって心を動かされたり、そのブログ記事によって初めてその商品の存在を知ったり、そういう正しい情報発信としてのアマゾネスさんもいるわけです。そうした情報商人には、商品の3~5%の手数料が支払われたからといって、目くじら立てることもない、正当な対価だと思うんですね。
そう考えると、このフリーソフトの軽蔑すべき醜悪さが見えてきます。なぜ僕が不快感を覚えたか。おそらく、このソフトが、悪意のみで作られていて、誰にも何ももたらさないからです。
『「こんなソフト ネタとしておもしろいんじゃね?」という軽いノリで作ったものです。 あまりマジにとられると困ります。』
とは製作者の弁ですが、あまり面白くありません。「むしゃくしゃしてやった」「~~つもりはなかった」と何が違うんでしょうか。
結果には責任を持たない。面白そうだから、やる。生産をしないための生産。なんだか、殺伐とした世の中ですねえ。
「ラクして稼ぐのは許せない」というのは、一見勤勉の徳の推奨にも見えますが、その実、「自分よりトクをしているやつがいるのが気に入らない」として人の足を引っ張る、悪しき共産主義的発想に近いのではないでしょうか。
Amazonいじりのツールとしては、『おれパパ』アニさんが作った、「任意のアソシエイトIDに無理矢理変換しちゃうブックマークレット」があります。お世話になった人や、好きなブロガーのIDをくっ付ける、「元気玉アフィリ」(今考えた名称)をしやすくするものです。
これも、「紹介者がポイントを受け取る」というアマゾンさんの仕様に真っ向から反するものなので、褒められたものではないかもしれません。しかし、基本思想が全く違います。
「元気玉アフィリ」は、例えばWEB投げ銭とかはてなポイントと違って、送り主の懐はびた一文痛めずに、誰かに数セントと気持ちを届けることができるのですから、「アマゾン殺し」とは意味合いが全く違います。これは、人に何かをもたらすものだからです。
今さら取り立てて「WEB2.0」などと言うまでもなく、インターネット文化は、善意の貢献とオープンソース思想によって発達してきました。「アマゾン殺し」的発想は、アマゾンのみならず、インターネット文化自体を腐らせる危険思想です。ウィルスはシステムを破壊するのみですが、思想は文化を破壊します。
8月30日続編:
続・それでも『アマゾン殺し』はネットを殺す
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by lene
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